嚥下造影検査とはX線透視下(レントゲン室)で造影剤を混ぜた検査食を飲み込んでもらい
嚥下に関係する器官(口、のど、食道)の動き、構造の異常、食べ物の流れ、のどの残留の状態
などを評価する検査です。
嚥下内視鏡検査(VE)との違いは、誤嚥の有無、食道の開きや通過の状態を評価できることです。
特に、むせない誤嚥=不顕性誤嚥の評価が可能で、誤嚥性肺炎の予防を図ることができます。
当院では、患者様の症状や嗜好、ご希望などあらゆる情報を検査前に多職種で共有し
検査後のカンファレンスでは、情報を基に個別の治療方針や目標を決めていきます。
また、患者様、ご家族様に検査映像を見ていただき、結果や治療方針をわかりやすくお伝えします。
次回は嚥下食、介護食についてです。
NST委員会