禁煙外来について
当院では禁煙外来を行っています。医師、看護師、薬剤師により禁煙のサポートを行いながら禁煙を実施していきます。喫煙は、がん・呼吸器疾患・狭心症、心筋梗塞などの循環器疾患を悪化させることが分かっています。
禁煙しようと考えている方は当院受付までご相談ください。
禁煙のメリット
- 自分自身の健康に良い。(肺の機能は禁煙を始めて2週間~3ヶ月で回復がみられます。)
- 家族や友人が喜んでくれた。
- 食べ物をおいしく感じるようになった。
- 髪や服に臭いがつかなくなった。
- 火の始末を心配しないですむようになった。
- 貯金ができた。(タバコ1箱500円として、1日1箱吸っていれば1年で18万円)
治療方法
- 保険診療及び自費診療があります。
- 2020年4月から加熱式タバコも適応となりました。
- 一度保険で禁煙できなかった場合でも1年経過していれば再度保険を利用して治療を受ける事ができます。
保険での診療の条件
35歳未満 | ■ニコチン依存症のスクリーニング(TDS)5点以上 |
35歳以上 | ■ニコチン依存症のスクリーニング(TDS)5点以上 ●喫煙指数(ブリンクマン指数)200以上 |
チェックしてみましょう!
ニコチン依存症のスクリーニング(TDS)
設問NO | 設問内容 | はい (1点) | いいえ (0点) |
---|---|---|---|
問1 | 自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありましたか。 | ||
問2 | 禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか。 | ||
問3 | 禁煙したり本数を減らそうとしたときに、タバコがほしくてほしくてたまらなくなることがありましたか。 | ||
問4 | 禁煙したり本数を減らしたときに、次のどれかがありましたか。 (イライラ、神経質、落ちつかない、集中しにくい、ゆううつ、 頭痛、眠気、胃のむかつき、脈が遅い、手のふるえ、食欲または体重増加) | ||
問5 | 問4でうかがった症状を消すために、またタバコを吸い始めることがありましたか。 | ||
問6 | 重い病気にかかったときに、タバコはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか。 | ||
問7 | タバコのために自分に健康問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。 | ||
問8 | タバコのために自分に精神的問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。 | ||
問9 | 自分はタバコに依存していると感じることがありましたか。 | ||
問10 | タバコが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かありましたか。 | ||
合計 | 点 |
●喫煙指数(ブリンクマン指数)=喫煙本数( 本/日)×喫煙年数( 年)
禁煙外来プログラム
月、水、金曜日の午前外来 完全予約制(土曜日ご希望の方は相談ください)
受診時期 (使用薬剤によって期間が異なります)
初回診察
2回目(2週間後)
3回目(4週間後)
4回目(6~8週間後)
5回目(8~12週間後)
治療内容
- 診察
- 呼気一酸化炭素濃度測定
- 医師、看護師からの禁煙実行、継続に向けてのアドバイス
- ニコチン製剤の処方 など
費用(3割負担の場合)
5回目までの合計、1万3千円~2万円です。
※薬剤や検査によって金額の変動があります。
禁煙補助薬
貼り薬(ニコチネルⓇTTS):ニコチンを皮膚から吸収させる薬。毎日1回皮膚に貼る。
飲み薬(チャンピックスⓇ錠):ニコチンが結合するニコチン受容体に部分的に作用する薬。1日2回服用する。
※飲み薬(チャンピックスⓇ錠)は副作用に眠気があるため、服用中は自動車などの運転ができません。当院では貼り薬(ニコチネ ルⓇTTS)を推奨しています。