嚥下機能を客観的に評価できる嚥下内視鏡検査(VE)。
当院では2014年度から導入し、年間約35件実施。
経管栄養から経口摂取への移行などに役立てています。(2021年度は41%移行)
VEの特徴
・ベッド上で短時間で検査でき、患者様の負担が少ない
・放射線被曝がない
・カメラを鼻から挿入し、のどを観察できる
・飲み込むタイミングや飲み込んだ後にのどに残留物があるか観察できる
・画面を見ながら、患者様やご家族様と結果を共有しやすい
当院のNSTチームでは
検査結果・普段の食事場面の観察から、より安全な「食事姿勢」「食べ方の工夫」「安全な食形態や水分のとろみの濃度」を提案・指導し、誤嚥性肺炎の予防に努めています。
次回は、嚥下造影検査(VF)についてご紹介します。
NST委員会