医療生協とは、医療・介護の事業を行っている生活協同組合です。
生協に加入した組合員と医療の専門家(医師・看護師など)が協力して、病院・診療所・老健施設などを運営しています。組合員は、事業所の利用とともに、自主的に班やグループをつくり、健康づくりやたすけあいの活動をおこなっています。医療生協に加入するときに出資する資金(出資金)が事業所の運営の元手になります。
全国には106の医療生協があり、組合員数は約300万人(2019年3月末現在)。生協法に基づく、住民の自主的組織として、さまざまな活動をおこなっています。
出資金(1口1000円)を出して組合員となります。
生協は組合員のみなさまから集めた出資金を元に、医療機器を購入したり設備を整えたりして医療や介護の事業を行い、組合員はそれを利用します。生協の建物や設備は全て組合員の財産ですので、利用の際には生協への加入のお願いをしています。
組合員は病気になった時や介護が必要な時に事業を利用するだけではなく、より積極的に健康づくりをすすめるとりくみを行っています。様々な運動教室や趣味のサークル、多世代があつまりたまり場の開催などなど・・・
また、生協の職員は、医療や介護の各分野の専門家ですが、日々の診療の中で「知識があれば、こういった病状にはならなかったのに…」との思いを抱くことも多くあります。
そのため専門知識をいかした学習会には、50人100人といった大規模なものから組合員の自宅に数人で集まって行う小規模なものまで、要望があれば積極的に出向いています。
医療生協さいたまには、くらしサポーター制度という、くらしの中の困りごとを組合員同士で助け合うしくみがあります。
援助する人も利用する人も組合員で、部屋の掃除や草むしり、病院通院の付き添いなどのちょっとしたお手伝いをしています。
楽しくおしゃべりしながら、医療や健康などの様々な情報を聞くことができます。
ひとりでは続けられない健康づくりのとりくみも、仲間と一緒なら楽しく続けることができます。
絵手紙サークルを立ち上げました。得意なことを活かして人に喜んでもらえる機会ができました。
入院した時に差額ベッド代がかからなくて驚きました。
平和の問題、様々な社会問題にも積極的にとりくんでいるので、勉強できる機会も多くあります。
定年退職後の地域デビューで悩んでいましたが、医療生協に加入して、地域で新しい仲間ができました。